“せいで”を“おかげ”に変える 2

そんな鬼軍曹?(Aさん、すみませんそんな呼び方して 💦)のもと仕事しながら
1年が過ぎ、2年が過ぎ、3年が過ぎ・・・5年経った頃

気づいたら僕は、検車場でできる仕事
ほとんどこなせるようになっていました。
*その検車場は、科長他10名の職員でまわしていたんですが
なんでもこなさなければいけない職場なんですね。

電車の定期点検はもちろん
故障車両・事故車両の修理、修復。
溶接・旋盤・塗装からガラス交換(に伴うガラス切り含む)
まで。

そんな電車の業務の他、資材の管理や職員の勤務表を作成したり。
それら、どんな仕事でもできるようになってきたことで
自信もついてきました。
仕事も楽しくなってきました。

もしあの時、AさんとSさんに出逢ってなかったら
僕は仕事の楽しさを知ることもなく
使いものにならないポンコツ社員でいた時間が長く続いていたことでしょう。

今ではとても2人に感謝してます。

Aさんの“せいで”仕事が嫌いになり→会社を辞めたい→人生もつまんないと思ってたのが
Aさんの“おかげで”仕事が好きになり→自信も持てるようになり→人生を肯定的に捉えられるようになった

人生って不思議なものですね。
嫌な出来事の渦中にいる時はわからないことが
自己成長とともにみえてくることがある。
また、その人の捉え方次第で
いつでも簡単にひっくり返せる。



そんなAさん
定年延長され、僕とは6年ほどのお付き合いでしたが

辞められるときは
「もう俺は明日から会社には来ないけど、あとはしっかり頼むぞ」
笑顔で会社を後にされました。

それから数年後、僕が結婚することをどこかで耳にされたんでしょうね。
結婚間際の30歳の時

ひょっこり、検車場に顔を出され
「おめでとう」
ニッコリ笑って祝儀をくださったこと
いまだに脳裏に焼き付いてます。

その時、以前の鬼軍曹の顔面影は全くなく
とても優しい顔されてました。



またまた、それから数年後
ご縁ってすごいですね
Aさんは肝臓を患って近くの公立病院に入院されましたが
その時の担当の看護師が家内(きみこさん)
だったんですから。


それからもう一つ
Aさんからもらったギフト
どんな状況でも乗り越えられる

“なにくそ”のマインド

自分の中に、元々存在してたんですが
それを自覚することなく
それまで過ごしてきたんですね。

それを認め、育てられたのも
Aさんのおかげです。

ありがとうございました。

今回Aさんのお話をしましたが
僕が人生の中で最も影響を受けたSさんの話も
おいおいしていきたいと思います。

yuji

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