やきもち

人間の厄介な感情に“やきもち”があります。
やきもちは、自分の気持ちが苦しくなるばかりか、いろんな弊害をもたらします。

それは劣等感や、逆に優越感という形ででてきたり
他人に対しては言わなくていいことを言ったり
本心でないことを伝えたり。

やきもちを妬いていたことすら認めたくないし、言いたくもないとこありますよね。

大乗仏教の理念<四苦八苦>の中に
『怨憎会苦』というのがあります。
それは
・・・怨み憎しむ相手と会わなければならない苦しみ・・・
という意味です。

やきもちを妬いた相手には、その気持ちが募ってくると
“怨み・憎しみ”
に発展することもあります。

そうなると厄介ですよね。
会いたくないのに会わなければいけない相手だったりするとさらに。

やきもちは比較からきます。
やきもちを手放していければ、どんなに楽で穏やかなんでしょう。

やきもちという、あなたを包んでいる厄介なコーティングを剥がした先には
あなた本来のやさしい気持ちが表れてきますから。