羅針盤の向きを変える

1年近く前、僕の人生の中で
死が一番、近くなった時期がありました。

その時
ネガティブになってはいけないと思いつつも
ついつい色んなこと、考えてしまう自分がいました。

“今、オレが死んだら店の借金返済はどうなる?”

“保険は入ってるけど、全然 足んないし”

“きみこにこれを背負わせるなんて・・・”

矢継ぎ早に連想される、ネガティブ連鎖。

それを食い止めることは至難の技。



そうです。
非日常、前例のない出来事が起きた時
人は『完ポジ』(完全なポジティブ)にいること
居続けることなんて到底無理な話なんです。

自分のことだけで済めばいいけど
他人に負担をかけるとなると
ね。

普段、ポジテイブを謳ってる僕も
例外に漏れずでした。


ただ、羅針盤が示す方角がネガティブに振り切っている場合

真ん中よりほんの少しだけ
ポジティブな方角に
針を意図的に動かすこと
動かそうとすること
した方がいいんじゃないかな
思うんですよね。


僕もその時、病室で
ドリカムの《何度でも》
聴いたり
「困難に打ち勝って生きていく」
ていの、ドラマや映画を
タブレットで観てました。

羅針盤の針を動かすこと
意図的にしてました。

偶然居合わせた、同室のラグビー選手との会話から
勇気もらえた部分も大きかったです。



今、大変な思いをされてる方
ポジティブに振り切ることまでしなくていいです。

ほんのちょっとだけ
針を動かしてみては。
真ん中より、少しポジティブ寄りに


僕は、今この通り
嘘のような回復してます。


医者もビックリ

当初は
「後遺症が残る可能性は高いけど、覚悟してください」
とまで言われたけど
元気でいます。


もし、あの時
羅針盤がしめす針の向きに
気持ちを帯同させていたら

今、こうやってブログ記事を書くことも
施術やセッションをしてることもなかったでしょう。





yuji