自灯明は“自由”への架け橋

昨日は快晴、恵那山も綺麗に見えました♬

自ずから然る(おのずからそうなる)と書いて“自然”といいます
自然の分身と書いて“自分”といいます
自分に由ると書いて“自由”といいます

FORESTのコンセプトは“自らを大切に”
その自らはこのように三つの単語で繋がってます。


さて、仏陀の言葉に
「自灯明 法灯明」
と言うのがあります。
訳すと
“自分を拠り所とし、法(真理)を拠り所とせよ”です。

つまり
「何か迷うようなことがあったら、他人に頼るのでなく自分の中の信じる道(真理)を道標に
そして“自分で判断する・決断する”ことが大切である」
という教えです。
ちなみに、ある解釈では“法灯明”の前に“自灯明”があるのは
「“真理”と“自分”のはざまで判断が揺れた場合は、自分を優先させろ」
ということらしいです。
迷った時に、他人の意見を聞くことが良い時もあります。
そしてそれを参考にするのが良い時もあるでしょう。 
でも最終判断は自分がする。
それが“自分に由る”
つまりそれが自由ということ。

自由はすべての人が与えられた権利であり、そこに自由の素晴らしさがありますよね。
一方、自由には責任が伴います。
自分で行動し、その結果において
『自分で責任を負う』

その責任の重さから、また責任を負うくらいなら自由でない方が楽と思われる方もみえるかもしれませんね。
でも、そこで自由を回避続けていると、自己肯定感はなかなか養われていかないかもしれません。

自由に生きるということ
自由に生きるという選択を自ら課していくことは、ある意味怖いことです。
勇気がいることです。
その瞬間から怖れがつきまとってくるわけですから。

しかし、その怖さを感じながらも勇気を出して選択した先には、確実に【自己肯定感が高められる】というご褒美が待っているのではないでしょうか。

少し前、占いを受けて下さったお客様に
20年ほど務めた会社を昨年辞められた方がみえました。
そのお客様は、
「ずっと辞めたい辞めたいと思っていたけど、とても自分がそんな決断ができる人間だとは思ってなかった」
そうです。

辞めた決断の正否は別として、今までできなかった決断が出来たことで
「私にもこんなことができる」
と思えるようになったことが、とても大きな自信になったそうです。
その方は、以前にも増して明らかに自己肯定感が高まっているように感じました。

怖いと思えるような決断には、おおにして自分の本心潜んでいることが多いです。
そんな決断の積み重ねをたくさんすればするほど心は自由になり、また『自分好き』になるのではないでしょうか。


自灯明は自由への架け橋