僕は若い頃、謙虚な人に憧れを持っていました。
自分にないものだったからでしょうね。
そのため、少し背伸びして
いやだいぶかな 笑
大人の余裕を演出してたところ、ありました。
あなたは“謙虚さ”って
どう捉えてます?
辞書で引くと
「自分を偉いものと思わず、すなおに他に学ぶ気持があること」
と、あったりします。
当時の自分は
「本当はすごい実力者なのに、そんなところおくびにも見せず淡々としている人」
が謙虚な人でした。
ただ
今、こうして癒しの仕事に携わる中、謙虚な人の概念が少し変わってきました。
それは
【卑下なく無知を知る人】
と。
人は何も知らずに生まれ
何も知らずに死んでいく。
唯一知ることができることは
無知であること
それだけのような気がしてきました。
無知であるがゆえに
「他人を自分の思い通りにコントロールさせる」
や
と言う傲慢さは消える。
たとえ何かに躓いたとしても、あれやこれや考えず、自分を赦すことができる。
代わりに
「やれることやったら、あとは委ねる」
という
真摯な気持ちになれる。
そんな風に思います。
いまだ謙虚さを身につけたいとは思います。
ただ
自己卑下を持ちながらの謙虚さより
卑下せず、恥とも思わず、無知を受け入れるところに
より人としての美しさを感じるようになってきました。
yuji