「救ってあげる」の傲慢さ

今日は

「救ってあげる」の傲慢さ

★。。…★。。…★。。…★。。…★

 

僕は20年前に整体師としてヒーリングサロンをオープンしました。

その頃の僕は、

「お客様の不調は、整体で改善しないものなどない」

大袈裟でなく思っていました。

 

 

それは意気込みといえば聞こえはいいのですが

それよりも「俺が救ってあげる」

自身の傲慢さでした。

 

 

お客様の多くは改善しました。

しかし中には、全く改善しない方も。

 

 

その時は

「自然治癒力が出てくるのは個人差があるので

少し様子をみておいてください」

と。

 

 

事実、僕がしている東洋整体は漢方なので

ツボ押しすることで自然治癒力が発出し

陰陽のバランスがとれ、体調が改善する。

それまでの間、時間がかかることに誤りはありません。

 

 

しかし、何日たっても改善の兆しがみえることなく

再度来店されたお客様に対して申し訳なく感ずることも度々。

 

 

そんなことが重なると

「まだまだ自分のスキルが症例に追いついてない

もっと勉強せねば」

 と。

 

 

勉強しました。

そして、対応できる症例も増えてきました。

 

 

しかし、やはりどうしても思うような改善にはつながりませんでした。

全ての方に満足していただける結果は出せませんでした。

 

 

僕は無力を感じました。

フラストレーションも感じました。

 

「俺がやってることって意味あんのかな?」

「自分に何が足らないんだろう?」

「これだけ頑張っても結果が出ないなんて・・・」

 

 

その時、ハッと気づいたのが

「自分が救ってあげる

と言う傲慢さ。

 

 

 

お客様の回復のベクトルはそれぞれあり

その方のタイミングで不調は改善していく。

自分が救うのでなくて、お客様が自身の力で回復していく。

 

 

そして、自分はそのためのお手伝いをさせていただくだけで

自分が治すことはできない。

 

 

 

わかってはいたけど、本当の意味で理解できてなかったんですね。

そこに気づいてから

僕は随分気持ちが楽になりました。

楽に整体ができるようになりました。

 

 

そしてお客様の反応が

それ以前と比べてよくなっているのを感じました。

 

 

 

結論

自分が治すのでなく、お客様が自身の力で治す。

 

 

自分が治してあげるなんて独りよがりなんですね。

相手の力を信じてないわけですから。

 

それって傲慢ですよね。

 

 

 

「努力すれば、自分の力でなんでもできる」

「できないのは自分の努力がまだまだ足らないから」

 

それを手放すことで、自己否定から自分は解放され

楽に取り組むことができる。

 

 

それはそのまま人生にも繋がっていくことです。

 

 

自分が楽に接することが、お客様のためでもあるなら

そんなにいいことないですよね。

 

「救ってあげる」の傲慢さを手放すことは

自身の癒しのみならず

相手の癒しにもつながること。

 

それを整体施術の中で知ったのです。

今日も読んでくださり

ありがとうございます。

おかげさま(=^x^=)

 

 

 ★。。…★。。…★。。…★。。…★

 

想像してみてください

今まで相手に何か言われ

頭がまっしろになっていたあなたが

自分の意思を、はっきり

相手に伝えられるようになっている未来を

 

  

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