「せいで」を「おかげ」に変える 2

昔、僕はパソコンが大の苦手でした。
“パソコンに一生触れずに済むなら、ぜひそうしたい”
とさえ思ってました。

しかし
22年前、会社内の異動で
電車の保守する仕事から
駅務機器を保守する仕事に異動。

そして
最も毛嫌いしてたパソコン
それができなければ、なんともならない仕事に就くことに。


仕方ないので、僕は真っ先に当時21万円もするNECのデスクトップパソコンを購入し
家でパソコン操作・扱い方の勉強をしました。

どうしてもわからないところは
自分の歳の半分くらいの子に、職場で教えを乞いました。


駅内にある券売機やら、改札機・複合機やらのメンテの方法を学ぶだけでもいっぱいいっぱいなのに。。。
パソコンを覚えなければ駅務機器のメンテもできない。


しかも、肩書きは主任
いわゆる中堅管理職なので
18人もいる部下の管理もしなければなりません。

異動早々
「君は主任なんだから、ゆくゆくは部下のことしっかり管理していって欲しい」
と上司から。

“そんなん言われても。。。
なんも仕事できねえ俺に、無理やん”
心の中のゆうじは叫ぶ💦


“苦手とかプライドとかに拘ってたら、ここでは生きてけない”
その時、思いました。
それらを捨てて、自己崩壊させるしかないのです。


すごく勉強しました。
若い子に嫌な顔される時もありましたが、教えを乞いました。

その甲斐あって、1年でパソコンの扱いと
機器のメンテも大方できるようになりました。

人間、死ぬ気でやれば何とかなるもんですね。
その時36歳。


あの頃とてもしんどかったけど
しっかり学んだおかげで
エクセル・ワード・ネット関連(各種設定)
なども概ね苦なくできるようになりました。
苦手意識も克服できました。

FOREST開業してからも
帳簿関連のソフトを自身で作り
会計士に頼らず確定申告したり
HPも概ね自分で作ることができたりました。
おかげさまです。

それと、考えてみればありがたい話ですよね。
パソコン教室に通わなくて覚えられたのですからね ^^


苦手なものを克服する経験って大事ですね。
望んで苦手なことをすることもないですが
来た以上やるしかない。

来たものを受け止め、やった経験は
その後の大きな自信にもつながりますからね。


“会社を異動したせいで”

“会社を異動したおかげ”

に変わった、一つの経験です。





yuji