般若心経エッセンス〜目に見える「事実」その奥に観る「真実」〜

 

「すべてを“おかげ”」

おかげマインドスクール、講師のゆうじです^ ^

 

今日は

般若心経エッセンス

〜目に見える「事実」その奥に観る「真実」〜

 

 

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満開の桜をみるのも好きですが

葉桜もまた違ったおもむき

好きです ^ ^

 

 

禅語の標準とも言われる言葉に

「柳緑花紅(やなぎはみどり・はなはくれない)」

というのがあります

 

正確には

「柳緑花紅真面目(やなぎはみどり・はなはくれない・しんめんもく)」

*“真面目”とは禅語がルーツです

元は《本旨、本来の趣旨》という意味です

現在我々が使っている“まじめ”とは少し異なりますね

 

これは11世紀、中国宋の時代の代表的な詩人

蘇東坡(そとうば)の詩です

 

これは、そのまま読めば

「柳が青々していて、花は紅色

綺麗だな」

 

となります

「何、それ?」

ってなりますよね

 

 

でも、ただそれだけをうたっているのならば

これほど有名にはなっていません

 

禅においては

目に見える事実と

その奥に潜む真実を区別してみます

 

 

この詩の場合

「柳の緑と花が咲いて美しい」

という事実の裏側に

無常観をみるのです

 

花は咲くけれどもやがて散る

 

無常観というと

“せつなさ”

“儚さ”“虚しさ”ばかりにフォーカスされがちですが

 

 

そればかりでなく

やがて次の蕾が出てくる準備をしている

”希望”や“ワクワク”などもみるのです

 

 

今年は桜が早く咲きました

よって散るのも早かったですね

花びらが散れば葉桜になっていきます

 

それは来年咲くための

準備にすでに入っていくわけですね

 

桜の花びらが舞い散るのも無常なら

若葉が出るのも無常

 

 

年を重ねて死ぬのも無常なら

生まれてくる新たな命も無常です

 

青々とした柳も

あでやかな花も

刻々と移り変わっていく

 

今、肉眼というレンズを通して見ている青と緑は

今この時の美しさ

それは事実です

 

ただ、これがこのまま永遠に続くわけはなく

次第に枯れ朽ちていく

その真実

 

そして新たに芽吹いてくる蕾

そこにも、まんまの美しさがある

 

 

人も同じですね

老いたら老いた時の美しさ

 

若いときは若い時の美しさ

 

そこに何ら美醜の判断をせずに

日々を精一杯過ごしていくところに

無常観の奥行きを感じます

 

 

そしてそんな柳も花も

お日様と

雨と

土など

まわりの条件に支えられて育っていく

 

それを無我

これも美しさの奥に潜む真実です

 

たったこれだけの短い詩の中に

無常と無我の真実を見て摂ることができるわけですね

 

「目に見える事実と奥に潜む真実」

 

 

僕らが営む社会生活においても

「損」と「得」

「役に立つ」「役に立たない」

「効率的」「非効率」

「早い」「遅い」

「綺麗」「醜い」

相反する価値観がその人の中で

相生、相克を繰り返しながら成り立っていますが

そこに、違う視点でものをみる

 

 

それが禅語であり

生き方の智慧かと思います

 

 

 

今日も読んでくださり

ありがとうございます。

おかげさま(=^x^=)

 

 

 

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